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ジャカルタの最新レポート 初回ワクチン接種完了は約920万人に

4月7日のメディア報道によればインドネシアでワクチン初回接種を済ませた人数が9,187千人、2回接種を済ませたのは4,547千人に達しました。現在は医療従事者、軍人、行政、教員、高齢者が優先して予防接種プログラムを受けており一般市民は次のステージを待っているところです。連日メディアでワクチン接種の様子が報道されており、国内各地で当初見られた市民の拒否反応は和らいでいるように見えます。


これらの接種に必要なワクチンは、多国間メカニズムによる無償供与5400万回分、さらに国営製薬会社Bio Farmaがアストラゼネカ社から輸入する5000万回分、という調達計画との政府説明です。最近インド政府が自国優先のためアストラゼネカ社の輸出を禁止する措置を発表しました。うち3000万回分の供給が2022年にずれ込む見込みです。


現在世界でワクチンを製造している国は、米国、中国、インド、英国、ロシアの5カ国だそうですが、集団免疫ラインと言われる国民の70%、約1.8億人接種を目標とするインドネシアにとってワクチン確保は大きな問題です。ただ、保健省によればこの4月には中国シノバック社から1000万回分のワクチンが供給され2800万回という量を確保しており心配はいらないとのこと。


さて、こうした政府がすすめる予防接種プログラムに加え、民間企業が自己資金で予防接種を実施しようというGotong Royong(相互協力)プログラムが進行中です。政府のワクチン接種プログラムとは別に国営製薬会社Bio Farmaがワクチンを調達し、希望する民間企業の社員等に接種するというもので、民間企業がBio Farmに接種に必要な費用を払う仕組み。指定された提携医療機関でワクチンが接種されます。我々外国人は政府のワクチン接種プログラムの対象には入っていないため、多くの日系企業も興味を持って進展を見守っています。


<写真> 国内で進むワクチン接種 (Antara News .comより)


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