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ジャカルタの最新レポート ジャカルターバンドン高速鉄道は2022年に完成へ

更新日:2021年4月30日

ジャカルタとバンドンを50分弱で結ぶジャカルターバンドン高速鉄道(Kereta Cepat Jakarta Bandung:KCJB)の建設が現在進められています。この高速鉄道はもともと日本が事業化調査を実施して実現に向け協力を行ってきた案件でしたが、2015年にインドネシアが中国の事業化提案を採択して2017年に着工となったいわくつきの事案。着工当初の完成予定時期は2019年でしたが用地買収や立ち上げに時間がかかり大幅に遅れていました。


止まるでもなく”遅々として進む”といった感じのプロジェクトでしたが、さる2021年4月、ルフット投資海事調整大臣、ブディ運輸大臣、西ジャワ州知事など、中央政府と州政府の高官がそろって建設中の現場を訪れ、来年2022年の完成を目指すこと、そしてそのためにインドネシア政府が支援することを表明しました。シャオチャン駐イ中国大使も同行して同高速鉄道プロジェクトの早期完成を確認。インドネシア政府は今後3か月毎に進捗状況をチェックしていくとのことです。


バンドンに建設される終点駅トゥガルアール駅は今年10月の完成。チラチャップで荷揚げされた各50メートルの線路は500メートルに溶接・延長され敷設されていきます。この敷設工事も10月に完成の予定で進んでいます。


完成が伸び伸びとなっていた本プロジェクトもいよいよゴールに向けて終盤に差し掛かってきた感じがします。ブディ運輸大臣はこの国家プロジェクトを技術移転の機会としてインドネシアにおける技術発展の跳躍につなげたいと期待しています。


<写真はインドネシアと中国の合弁事業会社を視察するルフット大臣 前列右から2人目>

写真出所:ANTARA News.com






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