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ジャカルタの最新レポート インドネシア 2020年1~12月は貿易黒字を維持

 インドネシア統計局のデータによれば、2020年1~12月のインドネシアの輸出額は$163.3bilで前年比2.61%の減、一方輸入額は$141.6bilとなんとか貿易黒字を確保しました。2018年に4年ぶりの貿易赤字となり2019年も続きましたが、2020年は新型コロナウィルスの影響で輸入額が17.3%の大幅減となったことが理由です。


 輸出で最も多いのはパームオイルを中心とする動植物性油脂。天然ガスなどの鉱物性燃料が前年度から20%以上の減少したためトップが入れ替わりました

輸出先で最も多いのはASEAN(シンガポール、マレーシア、タイほか)が$36bil、中国が$29.9bil 、米国が$18.6bil、 日本が$12.9bilと続きます。中国が前年比15.6%増、日本は6.7%減となりました。国単独としては中国がトップで、外国直接投資と合わせてのその存在感がますます大きくなって来ているように感じられます。


 一方、輸入の方は機械設備、電子機械、鉄鋼が上位でこの3つで全体の30%占めます。主な輸入先は、中国($39.4bil)、日本($10.6bil)、シンガポール($8.1)となっています


<インドネシアの国別輸出額(原油とガスを除く) インドネシア統計局資料より>


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