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ジャカルタの最新レポート 2021年インドネシア経済成長は4.1%~5.1%予測

20年近く順調に成長を続けていたインドネシア経済は、昨年2020年に新型コロナの影響を受けて▲2.07%というマイナス成長に落ち込みました。2021年度は果たしてV字回復となるのか注目されるところです。


4月20日、インドネシア中央銀行であるBank Indonesia が2021年度経済成長見通しを4.1%~5.1%のレンジとし、以前に公表していた数値を下方修正しました。1月に発表していた成長見通しは4.8~5.8%でしたが、その後4.3%~5.3%と修正され、今回の下方修正が2度目となります。


第1四半期の数値が当初の期待ほどではなかったということのようです。輸出はインドネシアの主力輸出品であるパームオイル、金属原料、自動車などが、米国や中国向けに好調を持続している一方で、新型コロナウィルスにより国内消費が伸び悩んでいます。


現在ジャカルタ地区ではPSBB(大規模社会制限)が引き続き実施されており、店舗の営業時間制限などの影響で国内消費が盛り上がりません。経済活動に対する制限も最近になって緩和されてきていますが、喫緊の課題である新型コロナの抑え込みも最重要課題となっています。ジョコウィ大統領は、5月中旬から予定されるラマダン後の帰省を禁止することを発表し、国民の不興を覚悟で新型コロナ対策に注力する構えです。


ちなみにインドネシアの2021年経済成長率は、OECDの予測は4.9%の成長、世界銀行の予測では4.4%、IMFの予測は4.3%といったところです。いずれも4%台の成長率と予測しています。


<インドネシア経済成長率推移 2010年以降>

2010年 6.38

2011年 6.17

2012年 6.03

2013年 5.56

2014年  5.01

2015年  4.88

2016年  5.03

2017年  5.07

2018年  5.17

2019年  5.02

2020年 -2.07

2021年

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