8月5日、インドネシアの2021年第2四半期のGDP(国内総生産)が2772兆ルピアとなったことがインドネシア中央統計庁から発表されました。前年比で7.07%という高成長であり、前期第1四半期と比較しても3.31%の成長となります。
これでGDPの数値は新型コロナ以前の2019年のレベルに戻ったといえます。2020年第2四半期以来、四半期ベース統計で前年度比でマイナス成長が続いていましたが、今回は5四半期ぶりのプラス成長。回復の勢いが鮮明になってきました。
今回、輸出が前年比55.89%と大きく伸びました。第1四半期と比べても10.36%と好調な伸びです。背景には中国、米国、シンガポール、韓国、ベトナムなどの経済成長があります。輸入も前年比50.21%と順調に伸び、家計消費も8.46%増加。自動車販売も前年比758%増と、インドネシア国内経済は順調に回復していると言えます。
足元ではパンデミック第2波の影響も
順調な回復を示す数値ではありますが、6月から急拡大した新型コロナパンデミック第2波の影響はこれから数値に表れてきます。7月3日から始まったロックダウンもまだ継続中であり、予断を許さない状況が続いています。
<グラフ:中央統計庁資料>
<写真:消費も回復へ ジャカルタ市内のミニマーケット>
出所:CNBC Indonesia より
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