ジャカルタで建設が進められている新交通LRT(Jakarta Light Rail Transit )のフェーズ1進捗率が4月の時点で83%を超え、来年2022年の半ばに運用開始される見通しになりました。
LRTの建設を請け負っているPT. Adhi Karyaの発表によれば、フェーズ1の対象43.3Kmの工事進捗率は、Cibubur-Cawang 間93%、 Dukuh Atas - Cawang 間82%、 Bekasi Timur - Cawang 間90% となっており、軌道の建設工事は今年の9月頃には完了し、その後は駅舎建設と信号システムの整備が中心となる見込みです。
着工時点で2021年6月の稼働を予定していましたが、このスケジュールで行けば1年強遅れての完成となりそうです。ジョコウィ政権は担当大臣に建設状況をチェックさせて可能な限り早く完成させるようにする方針です。
このLRTは日本の支援で建設されたジャカルタ中心部を南北に結ぶMRTとは別の交通システムです。LRTの完成でジャカルタの都市交通網がさらに整備されます。また将来計画ではスカルノハッタ国際空港に延伸されることになっています。
<写真:建設工事が進むLRT ANTARA News.comより>
<LRT路線図 出所ウィキペディア>
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