2021年4月7日、ジャカルタ首都圏特別州の学校において対面式授業が試験的に再開しました。ジャカルタでは新型コロナウィルス感染はまだ終息していませんが、学校が閉鎖となってすでに1年を経過し、市中でもワクチン接種が徐々に進められていることを背景に、学校の再開を目指す努力が続けられています。
この日対面式授業を行ったのは、中央ジャカルタ10校、南ジャカルタ25校などジャカルタ地区の小学校、中学校、高校など、合計85校。100校の申請の中からジャカルタ教育庁の評価をパスした85の学校が4月29日まで試験的に対面式授業を実施することになっています。
定員は50%以下、生徒間の距離は1.5メートル以上、マスク着用などの条件を守りこの日2時間程度の授業が各校で実施されました。
なお、学校への出席は親の許可が必要とされており強制ではありません。
一時の勢いはおさまりましたがまだ新型コロナウィルスの感染者は一日5000人程度と少なくありません。中学生や高校生の場合は公共交通機関で学校に行くことが多いせいか、対面式授業への参加をためらう親御さんも多いようです。生徒の親の20-30%は学校出席を反対しているというデータもあるそうです。
インドネシアでは毎年7月に新学年がスタートします。7月から新しいクラスメートでの対面式授業再開となればよいですね。
写真 4月7日に始まった試験的対面式授業(Kompass.com)
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