4月30日(金)午後、インドネシア商工会議所(Kadin)が主導する民間企業ワクチン自主接種(Gotong Royong)プログラムで使用されるワクチンが到着しました。地元メディアKompassによれば、今回到着したワクチンは、中国シノファームワクチンで48万2千回分。民間企業ワクチン自主接種プログラムで初めて使用されるものです。今回の到着を受けて、同商工会議所のRossan Roeslani 会頭は早ければ5月9日から接種を開始したいとの意向。この自主接種プログラムは希望すれば日本人でも接種が可能とのこと。多くの日系企業も大変注目しています。
Kadinによれば接種希望者は870万人。ワクチン調達を担当する国営企業PT.Bio Farma 社は、中国のシノファーム、ロシアのスプートニクVからワクチンを調達する計画であることを発表しました。その後シノファームワクチンを2000万回分注文していますが、今回第一陣が到着したことになります。
注文数に対し供給数が追いつかない状況のため、さらに中国のCansinoワクチンも調達対象となっています。またロシアのワクチンはインドネシア食品医薬品監督庁(BPOM)の承認手続きが近々完了すると見込まれています。
<写真:インドネシアに到着したワクチン(2020年12月の中国シノバックワクチン)>
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